カーボンインセット

  • よその人にお金を払うのではなく、自分の「身内(サプライチェーン)」で削減すること
  • 原料を作ってくれている農家や工場に直接お金を出して支援する
  • 「オフセット(埋め合わせ)」よりも、企業の本気度が伝わりやすい

ざっくり言うと

「全然知らない遠くの誰かのCO2削減にお金を払ってチャラにする」のではなく、「自分の商売に関わってくれている農家さんや下請けさんを手助けして、自分たちのチーム内でCO2を減らそうぜ」という取り組みのことです。

ちゃんと説明すると

カーボンオフセット」と名前が似ていますが、中身は真逆の考え方です。

まず、「カーボンオフセットは、自分たちが出してしまったCO2の分だけ、どこか遠くの森林保護プロジェクトなどにお金を払って「埋め合わせる」やり方でした。言ってみれば、「部屋を汚しちゃったから、遠くの街のゴミ拾い活動に寄付して許してもらう」みたいな感じです。

一方、「カーボンインセット」は、自分の身内(サプライチェーン)の中で削減を行います。

どういうこと?

たとえば、コーヒーチェーン店を想像してください。 店で電気を使ったり、豆を焙煎したりしてCO2が出ますよね。

  • オフセットの場合: 「CO2出ちゃったから、全然関係ないアマゾンの植林活動にお金を寄付しよう」
  • インセットの場合: 「CO2出ちゃった分、うちの店に豆を卸してくれているコーヒー農家さんにお金を出して、エコな農法に変えてもらおう。そうすれば、農家さんも助かるし、そこで減ったCO2は『うちのチームの削減』としてカウントできるよね」

つまり、「自分たちの商売に関係ある場所(バリューチェーン)」にお金を投資して、そこで削減してもらうのがインセットです。

なんでこれが流行ってるの?

「オフセットって、ただの免罪符じゃない?」「お金で解決して、自分たちは何も変わってなくない?」という厳しい視線(グリーンウォッシュ批判)が増えているからです。

その点、インセットなら「自分のビジネスの仲間(サプライヤー)」を助けることになるので、原料の調達も安定しますし、何より「自分の家の庭を掃除している」ことになるので、外野から文句を言われにくいのです。

まとめ: カーボンインセットは、「よそに寄付」ではなく「身内(サプライチェーン)への投資」で削減すること。

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