継続的排出
ざっくり言うと
「ダイエットの目標体重になるその日まで、毎日食べてしまうご飯」のことです。
ちゃんと説明すると
「継続的排出(Ongoing Emission)」とは、企業がネットゼロというゴール(例:2050年)にたどり着くまでの期間中、大気中に出し続けてしまう温室効果ガス(GHG)の総称です 。
SBTi(Science Based Targets initiative)の新しい基準案(V2.0)で定義された言葉で、以下の2つの要素で構成されています 。
残留排出(Residual Emissions): ネットゼロの年になっても、技術的にどうしても消しきれずに残ってしまう「最後の残りカス」のような排出(例:農業由来のメタンなど) 。
削減予定の排出: 今は出ているけれど、2050年までには再エネへの切り替えや省エネ努力で消えてなくなるはずの排出。
つまり、「将来消せる分」と「最後まで残る分」を全部ひっくるめて、ゴールテープを切るその瞬間までに出してしまうCO2すべてを指します。
どういうこと?
ダイエットで例えるとわかりやすいです。
- 今の体重: 80kg(現状の排出量)
- 目標体重: 50kg(ネットゼロ達成時の残留排出量 ※人間は0kgにはなれないので)
- 期間: 10年かけて痩せる
この10年間、毎日断食するわけにはいきませんよね。少しずつ食事を減らして運動して体重を落としていきますが、その間も毎日ご飯は食べます。 この「10年間のダイエット期間中に食べてしまう食事の量」が「継続的排出」です。
これまでは「10年後に50kgになればOK!」という「結果」ばかり注目されがちでしたが、実はダイエット期間中にバカスカ食べていたら(継続的排出が多かったら)、体への負担(地球へのダメージ)は蓄積してしまいます。 だから、「ゴールだけじゃなくて、途中で出してる分もちゃんと意識しようね」ということで定義された言葉です。
※本サイトの解説は「ざっくり分かること」を目的としています。専門的な正確性は保証できないため、正確な情報が必要な場合は専門機関の一次情報をご確認ください。
この用語が出てくる他の記事
- バリューチェーンを超えた緩和「自分の部屋(自社)を掃除するのは当たり前として、まだ汚してる分の『お詫び』として、近所のゴミ拾い(社外貢献)にもお金出そうよ」という活動のことです。 「バリューチェーンを超えた緩和(BVCM)」は、...